漫録

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2006年10月11日

平成18年10月11日
富山太佳夫『笑う大英帝国──文化としてのユーモア』。多分類書を讀んだ經驗のある人が對象なのだらう、「これくらゐ知つてゐる」と言ふ前提で書いてある處があり、置いて行かれることがある。割切つて讀めば面白い。私事だが、ジョナサン・スウィフト『使用人心得』とか、J・M・バリー『あつぱれ、クライトン』とか、讀んでみたいと思つてゐる作品が紹介されてゐて參考になつた。
石川九楊『「書く」ということ』。九楊の書く、具體的な話は理解できるけれども、抽象的な話になると、途端に何を言つてゐるのか解らなくなる部分が結構ある。參考になる物は慥かに「あつた」。けれども、題名に叛して惡文が少なからずあるし、構成も妙にゴチャゴチャしてゐて讀難い。未だ讀んでゐない人は無理して讀まなくてもいゝと思ふ。マルクスを褒めてゐる邊り、前掲の本よりも岩波的な人だと思つた。──89冊。

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