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漫録

2006年07月15日

平成18年07月15日
「國語改革」運動(無論、漢字廃止運動も含まれる)の先陣を切つた新聞がかう云ふ記事を書くのである。「同音の漢字による書換へ」と云ふ、暴挙を無批判に受容れた新聞が、である。漢字廃止運動は、新聞自らが率先して受容れたものであり、新聞をはじめとするメディアが廣めたものなのだから、新聞としては寧ろ喜ばねばならない。
「國語改革」運動は「ゆとり育」の急先鋒であり、元兇と言へる。「“ゆとり教育世代”」云々を論ずるならば、先づ、此方を叩くべきである。「今、見えてゐる處」だけ叩くのは、土竜叩きのゲームで十分である。
附記

 文部科学省の国立教育政策研究所は14日、全国の小学4年生から中学3年生を対象に実施した国語と算数・数学の学力調査結果を発表した。

 国語では、「挙手」を正しく読めた小4の割合が約17%にとどまるなど、各学年とも極端に正答率の低い漢字があることが分かった。

 作文や数学的な考え方を問う問題では、物事を筋道立てて考える「論理的思考」が不得意という傾向も出ており、“ゆとり教育世代”の苦手分野が浮かび上がった。

 調査は全国から抽出した国公私立の小・中学生計約3万7000人が対象。「確かな学力」の育成を求めた中央教育審議会の2003年答申を踏まえ、今回初めて漢字の読み書きと作文(国語)、計算力と数学的考え方(算数・数学)に絞ったテストを実施した。

  • 7月14日21時17分更新

別記

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