「“ゆとり教育世代”」云々を論ずるならば、先づ、此方を叩くべきである。「今、見えてゐる處」だけ叩くのは、土竜叩きのゲームで十分である。
文部科学省の国立教育政策研究所は14日、全国の小学4年生から中学3年生を対象に実施した国語と算数・数学の学力調査結果を発表した。
国語では、「挙手」を正しく読めた小4の割合が約17%にとどまるなど、各学年とも極端に正答率の低い漢字があることが分かった。
作文や数学的な考え方を問う問題では、物事を筋道立てて考える「論理的思考」が不得意という傾向も出ており、“ゆとり教育世代”の苦手分野が浮かび上がった。
調査は全国から抽出した国公私立の小・中学生計約3万7000人が対象。「確かな学力」の育成を求めた中央教育審議会の2003年答申を踏まえ、今回初めて漢字の読み書きと作文(国語)、計算力と数学的考え方(算数・数学)に絞ったテストを実施した。
- 7月14日21時17分更新