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漫録

2007年04月25日

平成19年04月25日
閉じ裏が平らになる「フラットクリンチ」と謂ふ機能が目に附き、新しいステイプラーを千円位で買つた。MAX『HD-10DF II』と謂ふ。價格と綴ぢ數で一回り小さい『HD-10DF』と迷つた。持ち歩かないので綴ぢ數の多い『HD-10DF II』の方を買つたのである。
使つてみると、コピー用紙十數枚が然したる抵抗もなく(3、4枚くらゐの抵抗か)閉じることが出來る。綴ぢ易い。感覺は傅へられないから、一度に何枚貫通できるかを試しにやつてみた。使つてゐない、四十枚ある帳面の表紙を除く部分、卅五枚に打ち込んだところ、最初の抵抗が感じられた(「ガチャッ」と音が鳴つた)時點で廿枚ほど貫通してゐた。針は折れてゐない。丁度これが綴じ數の目安なので、もう少しいける。もう一度やつてみて、結局卅五枚閉じることが出來た。勿論、針は折れてゐない。綴ぢ裏の「反し」が1mm程度しかなかつたので、恐らくこれ以上は針が届かない。外すと、フラットクリンチの御蔭だらうか、針は確り紙を綴ぢてゐる。
ここまで來て、ちよつと高いと言ふ思ひが吹き飛んだ。對應年數が問題だけれども、今回のやうに無理な使ひ方を繰り返すことがなければ十二分に元は取れるだらう。……無くさなければ、ね。難點を言へば、「假綴ぢ」と「タッキング」とが出來ないこと。まあ、「フラットクリンチ」が「がつちり綺麗に綴ぢるための機構」なのだから仕方ないと言へば仕方ないだらう。
私的なメモや資料を、記録用の帳面に張るために使つてゐる。糊よりも綺麗に手早く出來る。フリットクランチなので帳面が異常に厚くなることもない。
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